Jun 27, 2022
夏に嬉しい効能がたくさん!ユーカリ精油の万能な使用方とは?
いよいよ関東も梅雨が明け、太陽の眩しい夏が今年もやってきます。とはいえ、まだまだ続くウイルス対策だったり、湿気の多い日本の夏は意外にもストレスフルですよね。そんな時には、精油の力を積極的に取り入れましょう。中でもおすすめはユーカリ精油。今回は、そんなユーカリ精油の持つ夏にうれしい効能や、使用方法を詳しくご紹介しております。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Jun 27, 2022
いよいよ関東も梅雨が明け、太陽の眩しい夏が今年もやってきます。とはいえ、まだまだ続くウイルス対策だったり、湿気の多い日本の夏は意外にもストレスフルですよね。そんな時には、精油の力を積極的に取り入れましょう。中でもおすすめはユーカリ精油。今回は、そんなユーカリ精油の持つ夏にうれしい効能や、使用方法を詳しくご紹介しております。
関東は梅雨明けが発表され、6月にして真夏のような厳しい暑さが続いています。今年は例年よりも早く夏がやってきましたね。ですが、まだまだウイルス対策が欠かせない時期。炎天下の中でマスクをしなくてはならなかったり、以前のように開放的な夏ではないため、知らずにストレスを感じることが多くあるのではないでしょうか。そんな時には、植物の有効成分を多く含んでいる精油を積極的に毎日の生活に取り入れてみませんか?それぞれ違った効能を持つ精油は、季節やその時の気分によって、カスタムできるのがうれしいですよね。
中でも、ジメジメとした日本の暑い夏におすすめな精油が「ユーカリ精油」です。
ユーカリ精油は、オーストラリアやニュージーランド原産のフトモモ科のユーカリ属に分類される常緑高木から採れる精油のこと。中には100メートルにも成長するのもがあるといわれており、世界でもっとも高く、生命力豊かな木です。成長が比較的早いため、世界各地で造林用に用いられ公園などにも植えられています。
ユーカリというとコアラの食べる葉っぱというとわかる方も多いのではのではないでしょうか。
ユーカリが放つ香りはとてもクールで爽やかなのが特徴。その爽やかな香りからアロマテラピー界では、ハーブや柑橘系などとの相性がいいとされています。また、虫除けにも効果が高いのが特徴です。
そして、オーストラリアの先住民であるアボリジニは、ユーカリの葉っぱをすり潰して薬として重宝させてきました。すり潰して出てきた液は傷の消毒やかゆみ止め、喉の腫れや咳、発熱の治療に使われてきました。実際にアロマセラピー界でも、ユーカリが持っている効能が重宝されており、数ある精油の中でも特に愛されている精油の1つなのです。
そんな深い歴史のあるユーカリ。実は同じユーカリでもいくつかの種類があります。同じユーカリでありながらそれぞれ違う性質を持っているのもユニークな特徴の一つ。数多くあるユーカリの種類の中でも、精油として流通している代表的な3つのユーカリ精油をご紹介します。
ユーカリ・ラディアタ
ユーカリ・ラディアタが放つ香りは、比較的甘くウッディーで馴染みやすいのが特徴です。ナチュラルで穏やかなイメージです。それは、香り成分の「α-テルピネオール」が多く含まれているため。主成分は免疫力を高める作用がある「1,8シオネール」が大半を占めていますが、比較的含有率が低くいため効能が穏やかで、アロマ初心者やお子様にも使いやすい精油といえるでしょう。
ユーカリ・シトリオドラ
この種類は、別名レモンユーカリと呼ばれています。その理由は、ユーカリ精油にはめずらしいシトラス調の香りを併せ持っているから。レモングラスのようなフレッシュでどこか馴染みのある香りが心と体を癒してくれることでしょう。この種類の最大の特徴は、主成分が「シトロネラール」であるということ。シトロネラールには、昆虫忌避作用といって防虫効果に期待ができる作用です。そのため、天然成分の虫除けアロマスプレーを作る際に重宝されている精油です。
ユーカリ・グロブルス
ユーカリの代表的な品種の一つ。オーストラリアやスペインが主な原産となっています。主成分は1,8シオネールで、全体の約8割ほどを占めています。そのため、香りはシャープでスッとする強めの匂いを放つのが特徴です。その香りから、アロマテラピー以外では洗浄料に使用されていたり、日常生活の様々な場面で使用されている身近な精油です。さらには、抗炎症作用や鎮静作用が高いため、風邪の初期症状や、気管支炎、関節炎の緩和に効果があるとされています。植物オイルとブレンドし、天然由来の軟膏としても◎。香りや刺激が比較的強いため、少量でもかなりの効果を感じられるでしょう。数あるユーカリ精油の中でも特に多くの効能を持っているため、幅広く使用することのできる万能な精油なのです。
同じユーカリ精油でも、それぞれ違った効能や香りを持っているのがユーカリ精油の魅力なのです。
ユーカリは数ある精油の中でも、夏に取り入れたい精油の一つです。
ここからは幅広い用途で使える、ユーカリ・グロブルスの夏にうれしい使用方についてご紹介いたします。
暑い夏は動いていなくても汗をかき、常に体がベタベタしてしまいがちですよね。そんな時には、ユーカリ精油を使用したひんやりボディジェルを手作りしみませんか?
ユーカリ・グロブルスには、他のユーカリの種類には含まれていない「解熱作用」を含んでいます。そのため、余分な体の熱をとってくれる作用があり、ジェルとして使用することで暑い夏を快適に過ごすのを手伝ってくれます。ひんやりジェルは、夏になるとドラッグストアなどで目にすることがよくありますが、自然由来の精油を使用してひんやりジェルをクラフトすることで、より安心してお使いいただけるのがうれしいですよね。
ひんやりジェルと聞くと難しいイメージがありますが、作り方はとても簡単。
用意するもの
キサンタンガム ミスクロパーテル 中盛り 6杯分程度
植物性グリセリン 小さじ1/2杯 (さっぱりタイプにしたい場合は植物性エタノールを使用)
精製水 25ml
ユーカリ精油 3滴
作り方
1. 保存容器にグリセリン、精油、キサンタンガムと加えよく混ぜ合わせます。
2. 精製水を少しずつ入れながら、ダマにならないように棒でよく混ぜ合わせるだけです。
好みのとろみになったら、できあがりです。これだけでも十分ひんやりしますが、冷蔵庫に入れるとよりひんやりして気持ちいいジェルになります。また、精製水をローズウォーターにすると潤い効果が加わり、結構改善にも効果が期待できます。
ユーカリ精油の効能をお楽しみいただける方法は、まだまだたくさんあります!
ユーカリ精油を使用した頭皮ケアもおすすめです。夏に汗をたくさんかくと、頭皮が蒸れてかゆく感じることがありますよね。それは、汗には塩分が含まれていて頭皮に長く留まることで頭皮がアルカリ性に傾いてしまうことが原因です。さらには、汗が蒸発するとき、頭皮の水分も一緒に奪われてしまうため、頭皮の乾燥へと繋がってしまいます。乾燥してしまいひび割れた状態の頭皮は、私たちの皮膚を守っているバリア機能の低下に繋がり、様々な刺激に敏感になってしまうのです。
ユーカリ精油は頭皮ケアにもおすすめです。それは頭皮の殺菌作用に加えて、ユーカリ・グロブルスには解毒作用、頭皮のかゆみ防止、ふけの改善作用を持ち合わせているためです。頭部に起こってしまった炎症を沈めると同時に、かゆみや赤みを抑えてくれる働きをしてくれます。たくさん汗をかいた日のシャンプーの際、洗面器にユーカリ精油を2滴程度垂らし、それで洗い流すことで汗によるかゆみやイヤな匂いも抑えてくれます。
そして、気温とともに湿度が高い日本の夏は、カビが発生しやすい時期でもあります。さらに、汗をかいたり、ジメジメした空気によって、室内がモワッとしてイヤな匂いか気になってしまう季節ではないでしょうか。
ユーカリ・グロブルスは抗菌作用、消臭作用も兼ね備えています。汗の匂いや部屋にこもった不快な匂いを消してくれる効果が期待できるのです。アロマディフューザーを使用して香りを拡散させても良し、また、ルームスプレーをクラフトすることで、匂いが気になるときにいつでもシュッとお部屋の匂いを簡単に消臭できます。
用意するもの
植物性エタノール 10ml
精製水 40ml
ユーカリ精油 10滴
作り方はとてもシンプル。遮光瓶 50mlに、植物性エタノール→ユーカリ精油→精製水の順で加えよく振って混ぜ合わせれば完成です。
ユーカリ精油はカビ防止や消臭の他に、虫除けの効果や、お部屋のウイルス対策にも効果が高く期待できるため、1本あるととても便利です。
このように、万能なユーカリ精油は暑い夏を快適に過ごすのにうれしい幅広い効能がたくさんあります。ユーカリ精油をご使用になる際には、不純物の入っていない100%オーガニック精油をお選びください。AiB Organicsでは、フランス農務省が定めたオーガニック基準をクリアした証である「ABマーク」取得済みの精油のみをご用意しております。ユーカリ・グロブルスはやや香りや刺激が強いという特徴があります。使用する際には芳香浴の他に、アロマスプレー、希釈して使用するジェルなどがおすすめです。ぜひこの夏、ユーカリ精油の持つパワフルな効能を取り入れより健康にお過ごしくださいませ。