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ORGANIC COLUMN

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Jun 13, 2022

更年期障害に悩む方必見!つらい症状緩和に役立つ精油とは?

Woman laying down

近年、日本でもそのつらい症状が広く知られてきているのが「更年期障害」です。更年期障害は、女性だけに引き起こるというイメージがありますが、男性でもそのつらい症状によって悩まれている方がいらっしゃいます。今回は、そんな更年期障害が引き起こるメカニズムと、つらい更年期症状緩和に役立つ精油について詳しくご紹介しております。

更年期障害とは?

最近、以前にも増して疲れやすく感じる。
最近肩こりを感じやすくなった。 急激に汗が出る、または、汗が止まらない時がある。
特に理由もなく、気分が落ち込みやすくなった。
こんな症状はございませんか?
特に40代以上の女性の方でこういった症状に思い当たりのある方は、「更年期障害」によるものかも知れません。以前に比べ認知度も高くなった更年期障害ですが、その症状は精神的、肉体的にもつらいものが多くあります。実際に、生活に支障をきたすほど更年期の諸症状に悩まされているという方が多くいらっしゃいます。また、更年期障害というと女性だけに引き起こる不調というイメージがありますが、実は男性でも更年期障害による不調は引き起こるとされています。今回はそんな更年期障害について詳しく見ていきましょう。
女性は年齢を重ねるとともに、思春期、性成熟期、更年期、老年期といわれる、大きく分けて4つのライフステージを経験します。一般的に個人差があるとされていますが、50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期を挟んだ10年間前後のことを「更年期」と呼ばれています。
このように閉経と更年期は深く関わっています。「閉経」とは、卵巣の活動性が徐々に衰えることで、月経が永久に停止するという状態のこと。月経が来ない状態が12ヶ月続いた上で、その1年間のことを振り返り「閉経」と呼んでいます。日本人の平均の閉経年齢は約50歳とされていますが、その個人差はとても大きく、早い人で40歳代前半、遅い人では50歳台後半頃に閉経を迎えることも。この更年期期間に現れるさまざまな不調の中で、他の病気に伴わない症状のことを「更年期症状」と呼びます。そしてその中でも最も症状が重く、日常生活に支障をきたしている状態を「更年期障害」と呼びます。
閉経と深く関係することから、更年期障害は女性だけの悩みであるというイメージがりますが、実は男性でも更年期特有の不調を感じることもあり、近年はその研究が行われているというほど。このように更年期障害は性別を問わずに引き起こる不調とされています。

Gender symbols

更年期障害を起こすメカニズムとは?

更年期障害の症状は人によってさまざまで、軽度なものから重度なものまで多くあります。また、精神的な不調から身体的な不調まで非常に幅広い症状があるのが特徴です。
特に女性に起こる更年期症状は、女性ホルモンの働きによって引き起こります。それは先ほどもお伝えした通り、閉経とともに女性ホルモンの減少が始まるため。女性ホルモンの量は年齢によって変化しています。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2つの種類があります。エストロゲンは自律神経を安定させ、コラーゲンの生産を促し美肌を作り、脳や骨、血管、関節などの健康を保つ働きを。それに対してプロゲステロンは、子宮内膜を柔らかくし、身体の体温を上げ、体内に水分を溜め、女性の身体を妊娠しやすい環境に整えてくれます。妊娠した場合には、その状態を保つ働きをしながら女性の健康を守ってくれるのです。エストロゲンとプロゲステロンはごくわずかな変化でも作用するため、少しでもバランスが崩れることでさまざまな不調へとつながります。特に、エストロゲンの変化は身体への影響がとても大きく、更年期障害の諸症状もそれによって引き起こされます。 それは、卵巣の働きが衰えることで女性ホルモンの一種である「エスロトゲン」の分泌が急激に減少し始めるからです。
ではエストロゲンが急激に減少し始めることでどのようなことが身体に起こるのでしょうか?
上記でお伝えした通り、エストロゲンは身体のさまざまな機能を調節し、円滑に働かせる働きがあります。エストロゲンの働きが減少することで、脳の「視床下部」という場所から卵巣に対して、「もっとエストロゲンを出すように」とシグナルを送り始めます。通常であればこの一連の流れによって卵巣からエストロゲンが分泌されますが、卵巣の機能が低下しているため、いくらシグナルを送ってもエストロゲンが分泌されず、その状態を繰り返しているうちに自律神経の調節がうまくできなくなってしまいます。こうしてうまくエストロゲンが分泌されなくなるということが、女性に起きる更年期障害のメカニズムになっているのです。
それに対して、男性に起こる更年期のことを「男性更年期障害」または、「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼びます。
男性更年期障害の主な原因は、男性ホルモンの一種である「テストステロン」の低下によるもの。女性は閉経前後の10年間に発症するのに対し、男性更年期の平均年齢は40歳代以降といわれています。さらに、女性はホルモンバランスが安定することでそのつらい症状が治るとされていますが、男性更年期の場合は長期にわたって症状と付き合っていかなければならない傾向にあるとされています。

Hormones

更年期はPMSと違う?

さて、女性に引き起こる更年期障害は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌低下によるものだということをお伝えしました。 女性ホルモンの量は年齢とともに変化し続けますが、月経周期によっても変化します。そうして引き起こされる不調のことを「月経前症候群(PMS)」と呼びます。 PMSと更年期障害、どちらも女性ホルモンの分泌量の変化によって引き起こされますが、それぞれ違いはあるのでしょうか。
PMSと更年期の不調には似たところもあるあため、PMSの不調が長続きしていると思ったら、更年期障害の症状であるということが多くあるとされています。 では、それぞれの不快な症状について詳しく見ていきましょう。
PMSの主な症状としてあげられるのが身体的なものとして、のぼせ、下腹部に痛みが起きる、だるさ、肩こり、腰痛、便秘、胸の張り、頭痛などがあげられます。また、精神的なものとしてはイライラしやすくなったり、怒りっぽくなったり、虚しさを感じるなどといった症状があります。
それに対して、更年期障害の主な症状はPMSと違うものとして、火照り、動悸や息切れ、異常な発汗、血圧の急激な上下、耳鳴り、興奮亢進、うつっぽさ、不眠などがあげられます。 また、PMSか更年期かを簡単に見極める方法として、月経前に起きるのか、月経周期に関係なく症状が起きるのかを知ることが大切になります。心身の不調が月経の3〜10日前に集中して起きる場合は PMSであることが考えられ、月経前に限らずに、常にイライラしたり、月経後にも不調が長く続く場合は、更年期の症状であると考えられます。
更年期は40代前後でその症状を感じ始めるということをお伝えしましたが、近年はホルモンバランスの崩れから、20代や30代の比較的に若い年代の方でも更年期と同じ症状を感じているという方が多いというのも事実。ホルモンバランスによって、「早発卵巣不全」ということも考えられるので更年期の症状を感じる方は早めに病院に行かれることをお勧めします。
ちなみに、男性の更年期障害の諸症状としては身体的なもので、筋力低下、全身倦怠、多汗、骨粗しょう症、肥満、頻尿などがあり。精神的なものとして、イライラ、不眠、記憶力、疲れやすさ、記憶力の低下、無気力、鬱っぽさを感じるなどがあります。

Women's gynecology system

症状緩和におすすめ精油とは?

現在の日本では、更年期障害の諸症状は病院では投薬がメジャーな治療方法です。そのほかには、自律神経のバランスを整えると謳われているサプリメント、または漢方などが使用されています。また、更年期障害はホルモンの変化によって引き起こることから、ホルモン治療などが取り入れられることが多くあります。エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンを飲み薬で投与し、治療していくというのが主な治療方法です。ですが、薬の投与による治療方法は明確な終了時期が分からないとされていて、場合によっては長期によって薬を投与し続けなければなりません。
更年期障害は日々の食生活の見直しや、適度な運動などでその諸症状を緩和するの役立ちます。
そして、精油もまた更年期症状の緩和にとても役立ちます。実際に、精油が更年期症状緩和に役立つという実験結果も発表されいるほど。数ある精油の中でもゼラニウム精油がその作用を多く持つとされています。 ゼラニウム精油は別名「バランスの精油」と呼ばれるほどホルモンバランスに作用する精油。その研究では、40歳から52歳の女性数人を対象に、1つのグループはゼラニウム精油を香らせたシールを首元につけ、もう片方のグループは水を垂らしたシールを首元につけ過ごすという実験。ゼラニウム精油をつけて過ごしたグループは、更年期障害特有の不安感の軽減とともに、活力の向上、髪や肌の潤いアップなどの変化があったとの結果見られたとされています。
精油は香りを通して私たちの中に入り、脳に作用します。ホルモンバランスや自律神経を整えてくれるため、更年期障害の症状緩和に高く効果が期待できます。
またゼラニウム精油の他にも、真正ラベンダー精油も更年期症状緩和に役立ちます。真正ラベンダー精油は、高いリラックス効果と同時に鎮静作用を持ち合わせているため、気分の落ち込みやネガティブな気持ちが強い時にはぴったりな精油です。
そして、スイートオレンジ精油も気分が暗くなりがちな時にとても効果的。スイートオレンジ精油などの柑橘系は気分の高揚に高い効果が期待できるとされているため、更年期による精神的につらい症状がある場合の、心強い味方です。
さらには、ローズマリー精油も、精神的に暗くなってしまいがちな時にぜひ取り入れていただきたい精油の1つです。

Essential oils on science sheet

更年期障害による感情の起状や、それによって起きる不調はいたって自然なこと。とはいえ、その不調はとてもつらいですよね。そんな不調を少しでも緩和し、より心も身体もリラックスするためには精油を取り入れるのがおすすめです。精油は脳を通して心と身体に作用します。大切な身体に入るものだからこそ不純物の入っていない、100%オーガニックな精油をお選びくださいませ。AiB Organicsでは、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック基準を満たした証である「ABマーク」を取得した精油をご用意しております。精油性別を問わずにお使いいただけます。つらい更年期諸症状緩和にお役立てくださいませ。