Apr 11, 2022
自宅でもできる!悩める春のごわつき肌に効果的なケア方法とは?
いよいよ4月に入り、春本番となりました。ウキウキする気持ちとは裏腹に、肌には何かと負担がかかる時期だということをご存知でしたでしょうか。春の肌には正しいスキンケアが必要となります。そんな春のごわつき肌緩和方法について詳しくご紹介しております。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Apr 11, 2022
いよいよ4月に入り、春本番となりました。ウキウキする気持ちとは裏腹に、肌には何かと負担がかかる時期だということをご存知でしたでしょうか。春の肌には正しいスキンケアが必要となります。そんな春のごわつき肌緩和方法について詳しくご紹介しております。
春は心地よい日差しと過ごしやすい気温でメイクもファッションも明るい色が増え、気分も前向きになり、ワクワクする季節ですね。そんな心とは反面に、春らしいメイクをしようと鏡をみてみると「なんだかメイクのりが悪く、肌のごわつきが気になり調子が良くない」という経験をされたことはございませんか?
春は肌が安定せず、肌トラブルが起きやすい季節。特に季節の変わり目である春は、肌にとってトラブルが起きやすく、ゆらいでしまう要素がたくさんあるのです。今回はそんな春の肌トラブル原因と、その対策について詳しく見ていきましょう。
季節の変わり目、特に3月から5月にかけてが最も肌トラブルが起きやすい時期とされています。その理由は、温度差と乾燥した空気によるもの。乾燥というと冬というイメージがありますが、この季節は寒暖差が一年の中でも特に激しいため、気温の変化に肌がついていくことができず、お肌が安定しない状態へとなります。急な寒暖差による気温の急激な上昇で、空気中の水分が蒸発しやすくなるため、春は冬と同様に空気が乾燥しやすくなるのです。
また、お肌は紫外線量が少ない冬の間に無防備な状態になっています。同時に、環境によるストレスも春のごわつき肌に関係しています。春は、職場移動や新生活のスタートなど、何かと環境が変化する季節。環境の変化によって知らずにストレスを感じることで、自律神経の乱れにつながります。自律神経が乱れると、血行不良が起き、肌に十分な栄養が行き届かなくなります。こうして、自律神経の乱れは結果として肌トラブルの原因となるのです。
寒く冷たい空気の冬が終わり、夏にかけて穏やかな気候が続く春。
春は夏に向けて紫外線量が増えていくため、この時期のお肌はとても敏感。
さらに、春といえば日本人の多くがその症状に悩まされるスギ花粉がピークを迎える時期でもあります。実は、花粉症状でくしゃみや目のかゆみがあるように、外部からの刺激のアレルギー反応として皮膚にもかゆみなどの症状が出ます。花粉のアレルギー症状は顔の皮膚に出やすいといわれています。
このように、特定の季節に外部からの刺激によって肌トラブルが起きることを「季節性敏感肌」といいます。季節性敏感肌の原因となるアレルゲンはその季節によって異なりますが、春先に起きる肌トラブルの主な原因となるのは、スギ花粉やPM2.5などがあげられます。これらのアレルゲンが肌に付着し炎症を起こすことで、肌荒れが起こり、敏感肌へと移行していくのです。これを花粉性皮膚炎と呼び、花粉症状の1つという見方もあるといわれています。
敏感肌とは、肌のバリア機能が低下し、さまざまな肌トラブルが起きやすい状態。いつものスキンケアをした後に肌がヒリヒリしたり、つっぱる感じがしたらそれは季節性敏感肌になっている状態かもしれません。
また、敏感肌の特徴として、肌が赤みが挙げられます。肌が赤くなるというのは免疫反応の1つであり、炎症が起きている証拠。肌が敏感肌になっている場合は、少しの刺激にも過敏になっているため、いつも行っているスキンケアが合わなくなるというのも季節性敏感肌の特徴。そのため、お肌の状態に合った正しいスキンケアをすることが重要です。
花粉のアレルギー症状によって肌トラブルが起きても、特別な対策をしている人は少ないといわれています。
その多くの方は、「花粉による肌荒れの対策方法がわからない」「肌荒れは治したいけれど、どうしたらいいのかわからない」という理由で悩まれています。
このように、春の肌は常に変化しやすいため、肌の状態にあったケアが必要となります。肌は、たった0.02mmという薄さであながら、健康なお肌に重要なバリア機能を備え、あらゆるトラブルから守ってくれています。
敏感になりやすい時期は、お肌のためを思って行っているスキンケアでも、逆効果となり刺激を与えてしまう場合がございます。例えば、この時期の洗顔は汚れを落とすための洗浄でも、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、さらに肌を乾燥させてしまうということも。先ほどおお伝えしたように、顔は特に影響を受けやすく、目の周りや頬、あご周りなどは肌荒れを起こしやすい部位であり、皮膚がとても薄くなっている場所。お肌が敏感になっているときにはより一層の注意が必要です。
お肌が敏感になっているときだからこそ、肌に触れるときには、できる限り天然由来の、シンプルなものを使用することで肌負担が軽減できます。
特に敏感になっている肌には精油がおすすめ。精油には、天然由来の保湿作用があるものや、鎮静作用を持つものがあります。また、乾燥肌は細胞レベルで起こっているため、精油が持つ細胞成長促進作用という皮膚細胞の成長を促す作用も、乾燥で敏感になってしまった繊細なお肌にとても効果的です。
そんな細胞成長作用促進を持ち合わせている精油が、真正ラベンダーとゼラニウムの精油。この2つの精油は爽やかなフローラル調の香りで、お肌に優しく働きかけることから多くのスキンケア用品の香り付けとしても使用されています。
また、鎮静作用のある精油として、オレンジスイート、ユーカリ、ペパーミントなどあげられます。
そして、アレルギー反応で出てしまったかゆみにはティツリー精油が効果的です。ティツリー精油に含まれているモノテルペン炭化水素類という成分が抗菌、抗真菌作用(アクネ菌殺菌)を、モンテルペンアルコールが抗炎症・抗酸化作用を持っているためスキンケアに強く効果を発揮してくれます。
特に真正ラベンダー精油、ティーツリー精油は、刺激が少ないため少量であれば直接お肌に使用することができます。
季節性敏感肌にはその症状に合った、負担の少ない適切なスキンケアが必要となります。
まず、この時期のクレンジングや洗顔をする際には「洗いすぎない」ということが重要。バリア機能が低下しているこの時期の洗顔は、落とすのではなく、守るという感覚で洗顔をすることが大切です。
市販の洗顔は抗菌作用などが含まれているものでも洗浄力が強く働くため、必要な皮脂まで一緒に取り除いてしまい悪循環を招いてしまいます。一方、精油に含まれている抗菌作用は善玉菌を育みながら、悪玉菌には抗菌作用を発揮してくれます。
また、バリア機能を強化すると同時に、皮脂バランスを強化することが大切となります。保湿効果と皮脂バランスを整える作用があります。いつもの洗顔の際にゼラニウム精油を1滴加えるだけでもその効果は抜群です。
また、乾燥によって粉がふき、皮膚がむけてしまうという場合はバリア機能とキメが整うスキンケアを。特にカサつきが気になる部分には精油を使用した化粧水を重ね付けし、手で優しく温めるように押し込めることで浸透力が高まります。この場合は、皮膚細胞修復作用を持っている真正ラベンダー精油を加えた手作りの化粧水がおすすめです。
作り方はとても簡単で、遮光瓶50mlに精製水45ml、保湿効果のあるグリセリン5ml、真正ラベンダー精油2滴を加え混ぜ合わせるだけ。無添加の手作りアロマローションが、敏感になってしまったお肌に優しく働きかけます。
しっとりタイプのローションを作りたい場合には、グリセリンの代わりにホホバオイルを使用すると効果的です。
ニキビや吹き出物が気になる場合は、バリア機能を防ぎながら、ティーツリー精油を使用してニキビケアをするスキンケアが効果的です。ニキビや吹き出物ができたからといって、油分を完全にカットしてしまうのはNG。潤いを閉じ込めておくために、いつでも肌には油分が必要です。おすすめはホホバオイル10mlとティーツリー精油2滴をブレンドしたもの。ローションを十分にお肌に染み込ませた後に、自然由来の手作りオイルで優しく蓋をしてあげましょう。
このほかにもご紹介した精油を希釈してスキンケアにの役立ていただいても効果的です。
春は冬同様に湿度が低く、お肌も敏感になる時期。そこに成分の強い市販のスキンケアを使用することで、肌トラブルはさらに悪化してしまいます。自然由来の精油を駆使してスキンケアをすることで、春特有のお肌の悩みの改善に優しく働きかけます。AiB Organicsでは、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック基準をクリアした証である「ABマーク」を取得した精油をご用意しております。ぜひ、この時期の季節性敏感肌のケアに精油の持つ効果を取り入れてみてくださいませ。