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ORGANIC COLUMN

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Dec 22, 2021

年末の大そうじに大活躍!アロマ掃除のすすめ

Essential oil

2021もあっという間に年末へ差し掛かりました。年末といえば「大そうじ」ですよね。日ごろお世話になっているお部屋やオフィスなどを、いつもよりも丁寧にお掃除する時期。とはいえ、大そうじは必要なものが多く、準備をするまでが大変ですよね。精油を使用したお掃除がおすすめ。そんなアロマ掃除について詳しくご紹介しております。

日本特有?大そうじの歴史とは?

いよいよ目の前にやってくる年末。年末といえばこの一年間、毎日お世話になったお家やオフィスなどに感謝を込めて丁寧にお掃除をする時間。そう、大そうじの季節です。大そうじといっても、床を掃除する時には床用の洗剤を、窓を拭くには窓のそうじ用の洗剤を使用するなど準備をするのが大変なイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
実は、大変な大そうじを簡単にする裏技があります。それは精油を使用すること!億劫に感じる大そうじも、精油を使用することでよりお気軽に効率よく行うことができます。今回は、掃除にぴったりな精油についてご紹介いたします。
日本では、「年末」というと「大そうじ」のイメージがありますよね。どのようにしてその文化が根付けられたのか、まず初めに掃除の歴史について覗いてみましょう。
元々「身の回りをきれいにする」という意識があった日本人に、「掃除」という概念が根付いたのははるか昔の飛鳥時代まで遡ります。当時、日本にもたらされた仏教思想により、飛鳥時代の貴族を中心に、掃除をするという考えが広まっていきました。
現代での大そうじの由来となったのは「すす払い」と呼ばれ、主に皇居において行われる年中行事であった「宮中行事」だといわれています。すす払いの歴史も非常に古く、なんと縄文時代まで遡るといわれています。平安時代の法律についてまとめてあったとされる書物「延喜式」(えんぎしき)には、すす払いが行われる手順が詳しく記されていたとか。当時、すす払いは宮中を掃除して清潔に保つという以外に、「厄払いの儀式」という意味を込めて行われることが多かったそうです。
そうして時が経ち室町時代へと突入すると、宮中だけでなく、神社を中心に 仏像や本堂を清める行事として強く認識されるようになったといわれています。
現代とは違い電気のない当時、お風呂や暖房、炊飯など多くに渡って炭や薪が使用されていました。もちろん、今のように換気扇といったものは存在しておらず、室内のかまどで炊事をすると天井が煤で真っ黒に染まってしまったそうです。日々の生活の中で発生したすす汚れは、空気に乗って天井に溜まっていき、当時の人々は年末の大そうじの際に、はたきや長いほうきなどを活用してすすを払い落としていたとされています。
こうして、私たちが生まれるずっと昔から、大そうじを大切な行事の一つとして捉え、歴史を共に歩んできました。実際に、京都のお寺などでは12月の恒例行事、年末も風物詩として、現代に至ってもすす払いが行われているそうです。

Cleaning

アロマ掃除がいい理由

はるか昔から大切な行事とされていた大そうじ。大そうじとなると、日々の感謝の気持ちを込めて、毎日の生活では手の届かない、細かいところまで掃除をしたくなりますよね。そんな大そうじですが、皆さまはどのような方法で大そうじをしていますか?
何かと準備が多く億劫で手のつけにくい大そうじですが、精油を使用することで爽やかな気持ちでお掃除を行うことができます。
精油というと、「香りを楽しむだけのもの」というイメージがありますよね。ですが、そんなことはありません!精油はまさに掃除に活用するべきものなのです。その理由は、精油そのものが持つ有効成分に秘められています。自然由来の植物から作られる精油には抗菌や防カビ、消臭パワー、さらには防虫作用に優れているものが多くあります。そのため、精油は消臭と抗菌に関して、非常に優れた効能を発揮してくれます。
また、精油をお掃除に使用することで、精油に含まれている自然由来の香り成分が空気中に舞い、いい香りが長続きします。精油の清々しい香りがお掃除のモチベーションをアップしてくれることでしょう。
また、アロマ掃除のいいところはそれだけではありません。通常、使用しきれず古くなってしまった精油をセラピーとして使用することはおすすめできませんが、お掃除に使用する場合なら古くなってしまった精油でも使用することができるのです。無駄なくお掃除に活用できるのが嬉しいですよね。
一般的に、お掃除を行う時に使用する洗剤や洗浄剤には多くの化学物質が含まれています。その強い化学物質により、掃除汚れを短時間で分解し簡単に落とすことができる便利な製品ではありますが、独特の匂いがあり、有毒物質が生成され、吐き気や胸の痛み、呼吸器間トラブル、さらには神経系にダメージを与えるなど、体調が悪くなってしまったり、健康に影響を及ぼしてしまうことがあります。実際に、洗剤による頭痛などの健康被害が報告されているとか。正しく使用すれば問題はありませんが、思わぬトラブルを避けるためにも、できるだけ化学物質の含まれた洗剤は使用せずに、自然由来の精油を使用することでより安全にお掃除をすることができます。
また、精油を使用することで、精油に含まれている抗菌成分が空気中に舞い、お掃除をしながらの感染予防にも繋がるのが嬉しいですよね。

Cleaning and stuff

掃除にお勧めの精油

精油を使用することで、感染予防をしながら大そうじができるのであれば一石二鳥ですよね。そんな優秀な精油ですが、お掃除をする際により高い効果を発揮してくれる精油は一体どのようなものがあるか、いくつかご紹介していきます。
レモン
爽やかな香りを放ち、主に空気清浄の役割を果たしてくれるレモン精油。抗菌や殺菌成分に優れていて、香りが気になるときや雑菌除去などにも高く効果を発揮してくれます。レモン精油の主成分であるリモネンが作用し、キッチンなどの油汚れなどを落としてくれる効果があります。実際に、レモンは市販の洗浄剤でも使用されているほどです。また、数ある精油の中でも非常に消臭作用に優れているため、お部屋のいやな匂いが気になるときになど、一本あると便利な精油です。レモンをぎゅっと絞ったような爽やかな香りで、清々しいクリーンな空間へと早変わりします。
オレンジスイート
レモン同様、リモネンを主成分としているオレンジスイート精油。油を分解する作用を持ち合わせていて、なんと発泡スチロールまでも溶かしてしまうそうです。そう聞くと、「危険なのでは?」と心配になりますよね。ですが、オレンジスイートはレモン精油よりも香りや作用が穏やかで、お子様がいる方でも安心して使用していただけるのが嬉しいですよね。
ペパーミント
シソ科の植物であるペパーミント。清涼感抜群の香りが魅力で、レモン精油同様に抗菌、消臭作用に優れています。虫が嫌う香りとしても有名で、実際にお庭でペパーミントを育てている方も多いんだとか。そのため、お掃除の際には、キッチンの三角コーナーやトイレなどの菌の繁殖を防ぎたい場所での利用に適しています。米国マサチューセッツ工科大学により、ペパーミント精油から抽出された抗菌成分が、菌を作り出している微生物である「バイオフィルム」の除去に高く効果を発揮してくれるという研究結果が発表されたそうです。
ユーカリ
コアラが好きな葉っぱとしても有名なユーカリは数ある精油の中でも抗菌性に非常に優れていることで有名です。ユーカリ精油はダニ駆除、虫除け、防臭効果、染み抜きなどに高い効果を発揮してくれます。万能なユーカリ精油ですが、高い抗菌性があるため、感染対策が重要となる今の時期の大そうじに使用することで、空気洗浄の役割も果たしてくれます。 中でも欠かせないのがティーツリー精油とラベンダー精油。
この二つは直接肌に使用しても問題のない精油でありながら、とある研究で高い生菌作用が科学的に証明されています。ティーツリー精油はカビに効果を発揮してくれ、ラベンダー精油は消毒殺菌、芳香作用も含んでいるため、どちらも一家に一本常備しておきたい精油です。

Aroma oils

精油を使用したお掃除テク

環境面にも優しく安全な精油。ここからはそんな精油を使用した効果的なお掃除方法について詳しくご紹介していきます。精油は種類によって優れている作用が違うためそれぞれの「強み」を生かした方法でお掃除すると良いでしょう。
雑巾掛けに
バケツなどに水を入れ、そこに精油を1滴から2滴かき混ぜ雑巾掛けをします。お掃除後はふんわりと精油の香りが広がります。この時に使用する精油は抗菌作用に優れているティーツリー、ユーカリ、ラベンダー、ローズマリー精油を使用すると良いでしょう。 また、掃除機をかける時に、ティッシュに精油を2滴垂らし、そのティッシュを吸い取ります。そうすることで掃除機をかけるときに香る独特のいやなほこりの匂いをカバーすることができます。
水回りのお掃除に
キッチンや洗面所などの水回りには、精油と重曹を使用したアロマクレンザーがおすすめです。作り方は、ガラス瓶などの容器に重曹50gを入れます。そこに精油5滴を混ぜ合わせるだけです。使用するときは、軽く湿らせたブラシやスポンジなどにつけ、気になる汚れを優しく擦ります。最後は水拭きをするか水で洗い流すだけで、気になる水回りの汚れを落としてくれます。
キッチン周りの油汚れには、オレンジスイート、レモン、ゴキブリが嫌いな香りといわれているペパーミント精油がおすすめです。 これらの精油は油汚れだけではなく、手垢、石鹸垢などにも効果を発揮してくれます。
洗面所やバスルームには、消毒・殺菌作用のあるレモン、抗真菌作用のあるティーツリー精油がおすすめ。さっぱりとしたフレッシュな香りで気分もスッキリします。
窓の拭き掃除に
大掃除で欠かせないのが窓の拭き掃除ですよね。窓のお掃除には、無水エタノール 20mlと好きな精油10滴をよく混 ぜ合わせます。そこに精製水80mlを加えさらによく混ぜ、スプレー容器に移したら出来上がり。この時、爽やかな香りを放つオレンジスイート、ペパーミント精油を使用すれば、窓掃除以外にも鏡拭き、トイレ掃除に使用することができます。
カーペット掃除に
カーペットなどの洗濯は難しいけど、ダニや汚れが気になるというものには、ハーブ系の精油20滴と重曹100gを混ぜます。カーペット全体に振りかけ30分ほど放置します。その後掃除機で吸い取るだけで、気になる匂いや汚れが落ちます。
その他にも、エアコンのフィルターをお掃除し後、フィルターに精油を数滴垂らせば、お部屋全体にアロマの香りで変化を。

Cleaning and lemon

大そうじの季節。洗剤や洗浄剤を使用するよりも、自然由来の精油を使用すればエコで、身体に優しくお掃除をすることができます。また、抗菌作用や殺菌作用のある精油を使用することで、お部屋をきれいにしながら感染対策ができます。精油を使用してお掃除をする際には、より安全にご使用していただけるよう100%自然由来のものをお選びください。AiB Organicsでは、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック基準を満たした証である「ABマーク」を取得した無農薬精油をご用意しております。ぜひ、今年の大そうじに、香りだけでなはい万能な精油を使用したアロマ掃除をお試しください。