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ORGANIC COLUMN

心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。

Mar 23, 2021

今だから知りたい!オーガニックを選ぶ理由

白い背景と野菜たち

「オーガニック」という言葉を聞くと、どんなイメージを持たれますか?今や食品だけではなく、様々な分野でオーガニックのニーズが高まっています。今だから知りたい「オーガニック」の本当の意味について、詳しくご説明していきます。

オーガニックって何?

雑誌やテレビなどで最近よく見かけることの多い「オーガニック」という言葉。有名人も食事などで積極的にオーガニックの野菜を取り入れている方も多く、近年はその言葉自体がとても身近なものとなっていますよね。なんとなく体に良さそうな響きだけど、実際のところその言葉の意味や、コンセプトがよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。今回は、今だからこそ知りたい「オーガニック」の正体について詳しくご紹介していきます。オーガニックの語源はもともと、ギリシャ語の「organon」という言葉が由来。これは、道具、器官、手段という意味。これが英語の「organ(内蔵、器官)」という言葉に変わり、「organic」という言葉になりました。この「organic」という言葉、「生物に由来、関連する」を意味します。そのことから、「有機」「有機的な」という言葉に変わったといわれています。「有機的な」という本来の意味は、「生物が結びつき、お互いに共存している様子」を意味しています。つまり、有機野菜、オーガニック食品とは、「農薬や化学肥料を使わずに、生物同士が共存し、環境への害が無く、自然由来の野菜や食品」であるという意味。有機や、オーガニックという言葉を聞くとき、無農薬という言葉も頭をよぎりますよね。実は、この2つはの別物。現在の日本で有機認定されているものは、特定の農薬使用が認められています。そんなオーガニックの本来の目的は、「環境自然との共存」。つまりは環境に負担をかけないで生産するということ。化学肥料や化学合成添加物などを使用していない、ということを証明するための有機認証機関があります。現在日本では、国によって定められた有機認証機関がなく、オーガニックという表現も曖昧です。しかし世界では55もの有機機関が存在し、化粧水や食品が有機であることを示す場合、必ず認証機関を通さなくてはなりません。認証機関によりオーガニック認定を受けて、厳しい基準を満たし、やっと製品へのオーガニック表示が可能となります。

Organic Letter

オーガニックのメリットとは

現在、オーガニック先進国といわれているフランスでの有機農家の比率は、有機のニーズが高く全体の約10%であるといわれています。それに比べ、現在の日本で有機栽培を行っている農家は、全体のわずか約2%であるといわれており、実際に、日常の中でお買い物をするとき、スーパーなどで有機野菜を目にする機会はあまりないのが現状。効率を重視した現代の生産方法では、農薬や化学肥料を使っている農産物がほとんどです。有機栽培は非常に手間がかかるため、今の日本では、ほとんどの企業がある一定の化学肥料などを使い食物を栽培しているのです。 では、オーガニックであることのメリットとは一体なんでしょう。 有機栽培は、私たち人間の健康に良いだけではなく、動植物などにも優しい、自然環境の保護につながるというメリットがあります。例えば、土の中ではミミズなどの生物や、微生物がおり、動物のフンや落ち葉などを分解し、植物が必要な栄養素を作り出す働きをしてくれます。ですが、化学肥料を使うことにより、その大切な成分は死んでしまうのです。そうすることで、栄養素が足りない植物はさらに化学肥料が必要な状態に陥ってしまうのです。そういった自然の摂理を遮ってしまうため、最終的にはその土地の環境を破壊していきます。有機栽培をするということは、動植物や自然環境を守れることもメリットなのです。そして有機であることの最大のメリットは、農薬や化学肥料を使わないからこそ得られる、「安心と安全」です。例えば、農薬や化学肥料は、虫を殺すことが目的である殺生物剤。有機でない野菜を食べるということは、間接的に殺生物剤を私たちの体に取り込むということ。野菜をしっかり洗うことである程度の農薬は落とせますが、100%ではありません。農薬や化学肥料が使われた野菜を取り入れることで、私たちの体へ影響し、めまいや喉の異常な乾き、皮膚のかぶれ、不眠や老化を早めるなどといった不調を引き起こします。特に、小さなお子様は残留農薬の影響を受けやすいため注意が必要とされています。ですが、有機栽培されたものを体に取り入れることで、農薬によって引き起こされる不調や老化から身を守ることができます。そして有機であることのメリットはもう1つ。ずばり、高い栄養価と美味しさです。有機野菜は他の農法で作られたものに比べて、栄養価が高く食物本来のおいしさが保てるというメリットがあります。毎日取り入れるものだから、安全で栄養価が高いもの方がうれしいですよね。

野菜と土

オーガニック(有機)認証とは?

オーガニックであることを表示するときには、有機認証機関によって定められた厳しい基準を満たさなくてはならない、ということを上記でお話ししました。有機認証機関とは一体どのようなものなのでしょうか。有機認証機関とは、生産者が有機の基準に基づき生産したものである、ということを第三者機関が証明するということ。平成11年、日本ではJAS法が改正され、有機食品の検査認証制度である有機JAS制度が創設されました。これにより、有機であることの統一の基準が定められました。JAS法とは、正式に「農林物資の規格化等に関する法律」といい、飲食料品などが一定の品質や特別な生産方法で作られていることを保証する「JAS規格制度」に関するもの。私たちがよく目にする「JASマーク」のついている製品は、こJAS法に基づいたルールに従い生産されたという証拠。一概にJASマークとはいってもいくつか種類がありますが、「有機食品がJASに適合した生産が行われている」という認証をされた事業者のみが「有機JASマーク」を使用することができます。有機JASマークが付されていない農産物や食品には「有機」などと表示することが不可能となっています。また日本同様、海外にも有機認証機関が存在します。例えばオーガニック製品が広く普及しているアメリカ。アメリカで有機認証を得るためには、米国農務省が管轄する有機認定基準である「USDA」をクリアしなくてはなりません。基準をクリアし、オーガニック認定を受けたもので100%オーガニック、または、95%以上オーガニックの製品にのがUSDAの認証マークを使用することが可能となっています。また、オーガニック農業に非常に熱心で、オーガニックのニーズがとても高いニュージーランドでは、「BioGro」という認証機関があります。BioGroはニュージーランド最大のオーガニック認証機関。BioGroの認証基準は非常に厳格なもの。厳しい審査をクリアし、4年目にしてやっとBioGroマークを正式表示することが可能となるのです。このBioGroは主に食品を中心に扱っています。また、ニュージーランド同様、オーガニック製品のニーズが非常に高いフランスには、フランス経済省、農業省が認める有機栽培認定機関の、「ECO CERT」による無農薬有機認証の証である「ABマーク」というものが存在します。ABマークは「Agriculture Biologique」の略であり、有機農業という意味。このABマークは、フランス政府が1981年に指針し、1985年から今に至るまで、オーガニック認定マークとしてこのマークを使用してきました。そんなABマークの基準は、最低3年間は有機農法実施をしていること、EU圏内で生産、加工されたものであること、オーガニック材料を95%以上含むなど、非常に厳しいのが特徴。また、この厳しい基準に加え、1年ごとの抜き打ち検査も行われるのです。そうして無事認証を得た製品のみが、ABマークを表示することができるのです。このABマークを付けた製品は、オーガニックであることを意味する「BIO製品」と呼ばれ愛されています。

100%Organic

オーガニックは食べ物だけじゃない?

ここまで有機認証についてお話をいたしましたが、有機と聞くと、食べ物をイメージされる方も多いと思います。オーガニックのニーズは各分野で年々世界で高まっており、もはや食べ物だけではありません。その高い安全性から、近年はスキンケアやコスメ、ファッションなどの分野でも注目されつつあります。私たちが普段使っているコスメやスキンケア用品、シャンプーなどには、石油由来の成分が入っているのをご存知でしたか?石油由来の成分を使うことにより、安価で大量生産ができるのです。ですが、シャンプーなどに含まれる成分は台所用洗剤に含まれる成分と同じ。この刺激の強い成分が入った製品を私たちの肌に直接つけることにより、にきび、肌荒れ、乾燥など、肌トラブルを引き起こします。オーガニックの製品は天然由来の成分なため、肌への刺激が少なく、敏感肌や乾燥肌の方にもとてもおすすめです。また、オーガニックコスメと類似した、ナチュラルコスメやミネラルコスメがあります。実はこの2つはオーガニックコスメとは違います。例えば、ナチュラルコスメは、動物性、植物性問わず自然由来を原料として作られたコスメのこと。また、ミネラルコスメとは天然鉱物であるミネラルをたっぷりと含んだコスメのこと。ですが、例えナチュラルコスメやミネラルコスメといっても、JAS法に基づいた有機認証マークが付いていないと、日本ではオーガニックコスメとは認められません。また、シャンプーやスキンケア以外に、アロマセラピーで使用する精油にも100%オーガニックであるものと、そうでないものがあります。その目安として、ABマークを見つけていただくとわかりやすいかと思います。私たちAiB Organicsでは、ABマークを取得しているアロマ精油と、ニュージーランド国内においても認証を得るのが非常に難しいといわれている、BioGroの認証を得たマヌカハニー を取り扱っています。また、マヌカハニー をお届けする際には、プラスティックの容器ではなく、環境に配慮し、ハチミツの酸化を防ぐことのできる、ガラス瓶で大事にお届けいたします。

紫の壁紙とスキンケア用品

オーガニックを選ぶ理由、それは、私たちの暮らしに必要な自然環境を守るため、そして、皆さまの大切な方々に安心して暮らしていただくため。私たちAiB Organicsで扱っている製品を皆さまの生活に取り入れ、安心、安全、健康な日々をお過ごしくださいませ。